におい

ノロケと申しますか・・・心痛幾ばくか、と云うものが
入り混じった御話なのですが。
１１号さんって７号の「におい」が好き、なンですよ。
それが、髪のにおいだとか皮膚のにおいだとかでは
無く鼻から出る７号’S　二酸化炭素のかおりとか・・・
そうゆう部類です。
チュウしてるとき満足そうに深呼吸する彼女を目の当たり
にすると何とも云え無い複雑な気持ちに・・・そりゃ嫌われる
よりはいいだろうけど複雑ヨ。

入浴後の１１号さんの髪を拭いてあげて、あとは自分で
おやりと傍から離れようとしたら
「なあ！チュウはっ？！全然してもろてへんっ」
「だって先刻迄、出掛けてて汗かいてるンだもん」
「そンなん気にならへんよ、今更（ひとこと多い）・・・
７号ちゃんは私の汗のにおい気になる？」
「・・・今はねぇ。有難いことにこの御時世で帰って
来て直ぐにシャワー浴びてくれるようになったけど。
ん～？でも、汗くさい？は、あんまり感じたこと無い、
かなあ？１１号さんは俺のにおい大好きだもんね」
「うんっ♪めっちゃ好き！」
香水などを嫌う傾向が強い彼女に云われると「あ。いいかおり
では決して無いのだな」と云うことだけは判る。
つあ。