或る意味、今とそう変わって無い。

「ねえ１１号さん、１１号さんは子どもの頃って
シールとかバシバシ貼ってた？こう、机やたんす
とかにさ」
「ん？貼ってたよ。それはもう」
「うわー・・・やっぱりか・・・」
「何で？ビ○クリマンチョコシールから何から全部
貼ってたよ。天井には暗くなったらボヤ～って浮かび
上がる御星様とか」
「ロマンチストー！凄い！（笑）」
「え、７号ちゃんは？貼ったやろ？シール」
「それが・・・俺、殆どシール類貼ったりし無かったン
だよね。買ったり集めたりはするけど「シール」として
生れて来たシール達を眺めるだけでウットリ、とか」
「あー・・・そうか・・・ま、今の７号ちゃん見てれば
何と無く判ることやけど・・・」
「ベッドの真上の天井にセロハンテープでいい加減に
ベタベタポスター貼っ着けて、時間が経って寝てるとき
に自分の真上にふぁさっ・・・ってポスター落ちて来て
パニックになったりはしたけど」
「私は、アレやで、ベタベタ貼ってたって云っても、こう
引き出しを開けてピタっ、ピタっ、と一定の感覚で
きちーんと貼ってってたで」
「うわあ・・・やっぱり小さいときから１１号さんは
１１号さんだったのね」

どっちもどっちです。