ナンパ師・７号

今月は１１号さんの御誕生日・愛の押し売り強化月間なのでアレコレ突発的に
小さなプレゼントを渡したりして居たのですが、愛されキャラの彼女。
何だか例年に無く職場で色んなものを頂いて帰宅します。
ふと其処で、７号はポワワワン・・・と記憶を逆走してみました。
・・・あれっ。
もしかして俺ってば
１１号さんにプレゼントらしいプレゼント、渡して無かったりするの、か？！
ギャン！と冷や汗が出ました、そんな、１番傍に居る恋人がそんな・・・

７「ね、ねえ１１号さん！俺からの御誕生日プレゼントって何あげたっけ？！」
１１「え？んーーと、このブレスレットとか、」
７「・・・（ドキドキ土器ドキ）」
１１「あと、この指輪もそうやろ？」
７「違うよ！ソレは夏らしくて似合っていいかなってあげたんだよ。
えぇ～・・・最悪。俺、恋人なのに何もあげて無かった訳ぇ・・・？（凹）」

間。

１１「ああ、貰った。貰ったよ、ちゃんとホラあの、ぐい呑みみたいなのんと、靴下」

ハーレールーヤーー。
そうだそうだ、そうでした。一緒に買いに行ったじゃないノ。
或るショッピングセンターで白磁の繊細で綺麗な御湯呑みとモダン和風な靴下２足を
一緒に選んだじゃないか・・・ふう。ヒヤヒヤさせるぜ、俺。
「ちゃんと貰ってるよ」と背中から聴こえて来る彼女の声が優しかったです。


そんな優しい彼女が居るのに７号、罪なヲンナなのです。
その御誕生日の御買い物に行ったショッピングセンターでも、
１１号さんじゃ無いひとに色目？使いました・・・
フードコートで１１号さんとドーナツをバクシバクシ食べ乍ら、丁度
御父さんらしきひとに押されて可愛い女の子がカートみたいなものに乗せられて居たのです。
その存在に気付いた瞬間、歯型の付いたドーナツ片手に至近距離で
ビシーーー！とピースサイン。
女の子、物凄く笑ってくれました。
因みに全く知ら無い者同士です。

対象年齢は５歳以下。
男も女もゲイも関係御座居ません、て云うか判ンねえっつーの。
レジなどで１１号さんと並んで居ても、こう、御母さんがレジに向ってて、
赤子が抱っこされて後ろ向いてるときって有るでしょう？
からかうのが好きなんです、純真な天使達を。
「いえーい」とか変な顔したりします。はがもが、と。
１１号さんから「止めなさい７号ちゃん」「あーあ、又、浮気された・・・」なぞ
よく云われます。
正直、俺は御子は嫌いです。自分で自分のこと出来無いし何より俺が子どもだから。
でもナンパは止められねェなあ・・・あの、ドーナツ食べてたときの爆笑してくれた御子は
本当に可愛かったなー、そんなリアクションが返って来るとは想像だにせず
（大抵「じー」っとガン見されるだけ）思わずこっちも吹いてしまったもんなあ。